オスグッド・シュラッター病
Osgood-Schlatter病は脛骨粗面部に発症する骨端症です
<どんな症状ですか?>
・簡単に言うと膝(膝の下の靭帯の付け根周辺)の痛みです。脛骨粗面に運動時の痛みや圧痛(押さえたら痛い)を認めます。
・軽い熱感や腫れなど炎症症状を伴うことがあります。
・安静時の痛みは少なく、ジャンプやキック、走る動作で痛みが増強します。
・進行すると脛骨粗面(靭帯の付け根)が膨隆し、表面からでもわかるようになります。
<原因>
・主に成長期のスポーツによる機械的ストレス→膝を伸ばすために使う筋肉(太ももの筋肉含む)の反復する牽引力が原因。
一般に男子では中学生、女子では小学校高学年ごろに急速に骨が成長する時期があります。上の図のように成長します。
この時、骨の成長に筋肉が追い付かづず、筋肉と腱が短縮する時期があります。スポーツでは急激なストップやジャンプなどで膝を伸ばす筋肉には体重以上の負荷がかかります。それにより脛骨粗面(靭帯の付け根)に微細な損傷が起こります。脛骨粗面での骨を作る中心部分が太ももの筋肉による腱への負担により遊離していきます。そして、遊離した隙間を仮骨が埋めていきます。
<レントゲンでは>
はがれたように映ります。
<弊所ではエコーで膝の病態を抽出します>
<治療について>
太ももの筋肉の柔軟性が低下した状態での運動が脛骨粗面に一番負担をかけます。この脛骨粗面根の負担の直接の原因となる太ももの筋肉の柔軟性の改善を目標にリハビリを行っていきます。セルフストレッチングもお伝えします。場合によってはスポーツ活動の軽減や中止も指示することがございます。
<治療期間>
週1、2回の通院で経過観察。1か月~1か月半での終了が目標。
セルフケアを怠ったり、忙しさを理由に計画通り通院できない場合は症状改善が長引きます。
<お問い合わせ>
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