後縦靭帯骨化症(OPLL)
後縦靭帯骨化症(OPLL)
原因
原因は不明とされており、頸椎、胸椎という順に多い。糖尿病合併例が多い事や遺伝との関連も指摘されているが原因不明である。
ポイント
症状が進行すれば、日常生活に大きく支障が出る。一方、無症状のこともあり進行度の経過観察が大事です‼
どうやって見つけるの?
病院にて、レントゲンやCT、MRIなどで医師が診断名を付けます。整骨院ではこの病気を持っているかどうかは分かりません。吉岡鍼灸整骨院では超音波エコーによる画像の検査を行っていますが、この疾患はエコーで判断することはできません。
交通事故などで偶然病院を受診して見つかることも
細かい運動ができない、歩行がうまくできない、など日常生活での支障が大きい場合は医師の判断により手術が推奨されています。
鍼灸で貢献できること(専門医に保存療法をすすめられている場合に限る)
原則、専門医で保存療法を進められている場合に限ります。2か所以上の病院で手術を勧められた場合には、私も手術をお勧めいたします。
しかし、保存療法でよい場合には、頚部の違和感や上肢の痺れ違和感は、ほぼ消失するケースもあります。
後縦靭帯骨化症、鍼灸での治療計画について
3か月を1クールとします。始めの1クールは間隔を詰めるほど効果の向上が期待できます。 この1クールの段階で、多少とも効果が見込めない場合には鍼灸治療は中止いたします。効果が見込めた場合、次第に治療間隔をあけながら最終的には1か月に1回程度の治療頻度に持ってまいります。
後縦靭帯骨化症の主要症状
- 初発症状
首に発生した場合
a.首の痛み
b.上肢のしびれ
胸椎に発生した場合
c.両下肢感覚障害(しびれ感など)
d.両下肢脱力 - 脊髄症状
・両手の巧緻運動障害(細かい作業ができない)
・下肢のしびれ感
・歩行障害
・腱反射の異常
・病的反射の出現
・膀胱直腸障害(トイレのコントロール不可) - 急激に悪化するケース
- 転倒
- 後頭部外傷 など
により重篤な脊髄麻痺に陥ることもある。この場合予後不良のことが多い。
画像でないと分からないからこそ、整骨院では腱反射のチェックが大事‼
- 深部腱反射
通常の反射が出すぎたり、逆に出なかったりすることで脳・脊髄の異常を疑う理学検査 - 病的反射
脳・脊髄に異常がある場合のみに出る反射
整骨院でこれやっていないところは本当に危ない‼
これは基本中の基本です。私たち(柔整師や鍼灸師など)はまず、重篤な疾患を抱えていないかどうかをできる範囲で判断しなければいけません。言い換えれば、患者さんのことを考えるならこれは義務と言っても過言ではありません。
しかし、実際、
『時間がない(一人にそんなに時間をかけることができない)』
『大丈夫だろう(根拠のない安直な判断)』
『めんどうだ』
『そもそも理学検査の意義を忘れてしまっている』
という院側の理由で行っていないところがほとんど。
知らずに首の矯正なんて受けようものなら即死する‼
後縦靭帯骨化症で絶対にやってはいけない事
- プールなどでの飛び込み
- 転倒での頭部外傷
- くびの過度な伸展(歯医者での治療時)
- 首の過度な屈曲(コンタクトスポーツなど)
こういった事を防ぐためにも腱反射での理学検査は義務と言えます。
あなたが今、通っている整骨院/整体院、本当に大丈夫ですか?
実は美容整体は超危険‼
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自分を守るために正しい知識を身につけましょう‼
アクセス Access
吉岡鍼灸整骨院
〒593-8325
大阪府堺市西区鳳南町5-550-4
TEL:072-360-4399072-360-4399
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