手根管症候群

 【主な症状

 親指、ひとさし指、中指、薬指の半分の痛みや痺れが初期症状になることが多く、進行するとつまむ動作が難しくなります。進行してくると、手のひら側の親指のすぐ下の母子球筋という筋肉が萎縮して、筋力低下を起こします(猿手と呼ばれる変形)。猿手になると指先の細かい運動ができなくなります。

 

 【原因

 特発性(原因不明)のものが多く、手の過度の使用や、妊娠時の浮腫、骨折後の変形によるものなどが挙げられます。

 

 手のひら側の断面図

 ・青塗りで示したところ…正中神経
 ・赤塗りで示したところは筋肉の腱

 この様に手のひら側は横に張った靭帯(手根管)の中を9本の筋肉の腱と正中神経が通ります。この部位での正中神経の絞扼神経障害(何らかの理由で締めつけられて神経症状が出てきたもの)を手根管症候群と呼びます。

 正中神経が圧迫されると、赤く示した場所に症状が出てきます。

 【超音波エコーでの手根管の観察と有用性】

 

 少しわかりにくいですが、上の真ん中あたりに“つぶつぶ”したものが見えますが、これがここで問題になる正中神経です。圧迫が長期間に及ぶとここが変性肥大を起こします。

 【徒手検査

 ・チネル様徴候

  手のひら側の手関節を皮膚上から叩打すると指先の方に放散痛が出ます。

 ・ファーレンテスト

  手関節を1分間手の掌側に曲げると症状が増悪します。

 【治療

 軽症であれば、まず、保存療法を選択します。当院でもまずは手の過度の使用を避けてもらい、手根管内圧の上昇を抑えるようにストレッチング等を用いリハビリを進めていきます。場合によっては前腕への鍼施術を提案させていただきます。治療期間ですが、この症状も仕事や家事で手を酷使しながらだと少し時間がかかります。過去に対応させていただいた症例では、仕事を休めず、安静が難しかった方は、良くなったり悪くなったりをくりかえし、安静が保てた方のケースでは(発症してから来院が早かったのもありますが)、鍼治療6回で改善されました。

 

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