打撲

打撲の応急処置

基本はRICE処置

 “R”…安静にし、二次的な悪化を防ぎます。

 “I”…患部を冷やすことで血管を収縮させ内出血を少なくし腫れや痛みを抑えます。図のように氷水がベスト。

 “C”…強さの加減を本人に確認しながら適度に圧迫することで腫れを抑えます。

 “E”…患部を心臓より高く上げることで内出血を抑えます。

RICE処置の目的は“早期回復”

 ケガした直後の処置で手を抜くと回復まで長引きます。

 【RICE処置の補足

 ・アイシングの際は凍傷に気をつけましょう。10分程度冷やし、痛みが少し引いてきたら間を空けます。そして痛みが出てきたらもう一度冷やします。 (目安…2~3日。できるとき、少しでも痛みを抑えたい時に行ってください。)

 ・ビニール袋に氷と水を入れたものを使用すると本来のアイシングの効果が得られます。 

 ・冷却材はタオルで包み凍傷のリスクを減らします。

 ・ひたすら冷やし続けるのはダメです

 ※ 冷湿布ではアイシングにはなりません

 理由…冷湿布に含まれるL-メントール(ミントの成分)がヒヤッとする感覚を出すだけで実際に患部を冷やしているわけではありません。お菓子の“ミンティア”や“フリスク”を思い浮かべると分かりやすいと思います。清涼感はありますが食べても口の中は冷えませんよね?

 湿布を貼る行為はあくまでRICE処置の後のことになります。湿布自体には炎症を抑えたり痛みを抑えたりする成分が含まれます。

 

 【打撲は健康保険などの保険が使えます

 ただし超音波エコーは保険適応外となっておりますので観察の際に負担金と別途500円頂きます。

 

 【施術の流れ】 

  1. どのようにしてケガをしたのか詳しく伺います。場合によっては軸圧痛や叩打痛を調べ骨折の可能性を考慮します。
  2. エコーで観察し痛めている範囲や組織、程度を確認します。
  3. 状態に応じ適切な手当てを行います。

※湿布が必要な方はご相談ください。

エコー使用によるメリット

 ・具体的にどのような範囲で痛めているか患者さんにもわかります

 ・炎症反応がどの程度(範囲)あるのか分ります。 

 ・骨折などの見逃しのリスクが減ります

 ・施術者は痛めている筋肉の特定ができます。

 ・痛めている筋肉や範囲が分かるので医学的根拠に基づいて手当てできます

 ・修復過程が分かります。

 ・人体に無害なので何度でも繰り返し撮れます。

 

【当院での打撲の症例】

 70代 女性 灯油を運ぶとき自転車で転倒 すねの外側の痛みを訴える

 エコーで炎症反応確認(青い斑点)

 受傷から来院までは1週間たっており、来院まではRICE処置を行っていた。

 【施術内容】

 骨折やおおきな肉離れは見受けられなかった。テーピングで損傷している筋肉上にサポートをいれる。湿布で経過観察を行い炎症が落ち着いたころから組織を温めていった。2週間程度でほぼ改善。

 【温め始める時期について】 

 炎症反応は体の修復の過程を表しています。治すのに血液が必要になり治す過程で熱を持ってしまいます。アイシングをするのにはきちんと理由があります。温めると血液が集まてきます(血管は拡張されます)。損傷直後の損傷部分の血管が拡張されればそれは当然痛いですし、腫れも強くなります。“痛み”が強いと痛みに対しての防御反応が起きます。簡単に言うと患部を守るために患部周囲の筋肉が緊張してしまいます。このようなことや二次的な損傷を防ぐためにアイシングでしっかり“痛み”をコントロールします。一般的には3日~5日程度を目安に温め始めますが自己判断しないようにしましょう。時期を間違えると治るのに時間がかかります。

 【打撲時の注意点】

 ・受傷後3日くらいはお風呂で温めるのはやめましょう(シャワーはOK)。 

 ・お酒は痛みが引くまでやめましょう。

 理由…痛みが強くなります。その他分からないことはお気軽にご相談ください。

 【お問い合わせ】

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 吉岡鍼灸整骨院 JR「鳳駅」徒歩8分

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