整体と鍼灸の違い
整体と鍼灸の違いは何?
私の症状にはどっちがいいの?
整体とは?
- 整骨院が行う自費メニューを整体と呼んでいる。
- 無資格者が行う行為全般を指す。
マッサージを行うには、あんま・マッサージ師という国家資格が必要。この国家資格を持っていなければ、施術を「マッサージ」と呼んだり記載したりすることは違法です。
鍼灸とは?
- 国家資格
- ヒトの体と慢性的な疾患の専門家。
国家資格と素人の違い
私たち国家資格者は、国家資格を取得することで、医師の業務の一部を合法的に行うことができる資格を指します。
当然、幅広く正確な知識が要求されますので、そもそも整体とは比較されるべき対象ではありません。
国家資格を持ちながらの整体は?(鍼灸整体院など)
鍼灸は慢性疾患に対応できます。これは一つの考え方になるので絶対ではないのですが、私は鍼灸整体院などの業態を取っている施術所では『鍼灸に自信がないのかな?』『鍼灸での改善実績が少ないのかな?』と思ってしまい、あまり良い印象はありまえせん。
整体院は97%が無資格者
- 認定書(英語表記のものが多い)は民間の団体が発行しているもの。
- 国家資格者と比べ、圧倒的に知識量が少ない。
- 間違った理論で堂々と施術を行っている。
整体はスクールに通っても長くても120時間程度の座学しかありません。安いコースは2時間程度。素人が教えます。
一方、国家資格者は座学のみで4700時間以上を費やします。必ず有資格者と医師が教鞭をとります。
「頼むから今の痛みをどうにかして欲しい」という人は“整体院”を選んではいけない‼
整体院は人の体にプラスとなる影響を与えることはできない。理由は何度もお伝えしているように整体院、整体師は素人だからです。
例えば五十肩(肩関節周囲炎)
整体院では、
- 肩が痛くて上らない。
- 夜間通がある。
- 可動域制限がある。
たったこれだけの情報で五十肩だという判断をします。
そして、五十肩ではない症状に無知な整体施術を行った結果、肩の炎症が悪化することはよくあります。
整体での骨折は年間で最多
- ヒトの体について無知であるがために、雑な手技となり引きおこされる。
- 医師や有資格者以外から指導を受けていることが原因。
簡単に言うと素人が素人に教えている。
ここ数年でSNSでバズっている骨音は超危険‼
脊髄損傷を起こしてもおかしくないことを平然としています。
整体やカイロプラクティックで矯正を行う際に、無理に関節を曲げたり、矯正動作を何度も繰り返したりして、無理やり音を鳴らす施術は危険です。 事故につながることも考えられます。 ボキボキする整体を求めるあまり、こうした危険な施術を行うところへ行くことがないように注意が必要です。
理由
- 国家資格者ではない素人が施術している。
- 素人が素人に教えた理論を実施している。
- 有名人をモデルにしてさも効果があるように演出している。
上記は美容の分野で整体師を名乗る人の施術です。フォロワーも万を超えていますが、【フォロワーが多い=正しい施術ができる】わけではありません。
こういった人がスクールを開講し、素人が素人に教える、という現象が起きてしまっています。
ボキボキ“整体”は本当に危険な施術‼
こういった施術をする人たちの言い分は、『一時的に可動域を高めて痛みを感じづらくさせる効果があります。 そのため、関節が固く、もともとの可動域が少ない方や、動かしづらい…という方には有効な整体です』ということです。
しかし、実際はこれにより脳内麻薬のβエンドルフィンが放出され、一時的に楽になったように感じているだけにすぎません。逆にいい組織を傷つけてしまうこともしばしば。
『やってもらった感』を出すためのパフォーマンスにすぎない
こんな暴論を展開する素人もしばしば。
腰をボキボキ鳴らすと、関節の可動域が広がり、神経が活性化することで、筋肉の張りを感じていた筋肉を緩め、スッキリした感じがすると考えられます。
実際にこった感じや鈍痛を引き起こすのは、例えば筋膜肥厚や短縮、癒着などによる内圧の上昇や神経伝達物質のセロトニンの減少による神経の閾値(痛みを感じる敏感度)の低下によるもの。
整体院、整体師を名乗る人は素人と思うべし‼
結局、整体院の売り上げを上げるための理論を鵜呑みにしてしまっている、または健康意識の低いただの情報弱者に成り下がらないためにきちんと正しい情報を受け取りましょう‼
整骨院など国家資格者の整体なら大丈夫?
残念ながらこういった民間の方法に頼る、ということはそもそも自分の持っている資格や知識では慢性症状に対応できないから、というのが根底にあります。
誤解を恐れず言うなら、知識不足、医療機関での経験不足などの負い目を紛らわせるための『逃げ』でしかありません。
そもそも整骨院はケガの応急処置の専門家
慢性の(3か月以上続く)症状については素人と大差ありません。日本で慢性疾患にきちんと対応したければ、医師・あんま・マッサージ師・鍼師・きゅう師の国家資格が必要となります。
整骨院で実際に医療類似行為(正しい施術)ができるのは全体の1割と言われている
コンビニより多い整骨院ですが、きちんとしたことができる整骨院、鍼灸院は全体の1割と言われています。それは決して大げさではありません。実際に骨盤矯正やらゆがみやらで施術をしている施設に通っていた人は7~10年通い続けていました。
弊所ではそういったい方も1年足らずで通院を卒業していただいています。
大手整骨院は新人や医療機関での経験がない施術者ばかり。
大手にはマニュアルが存在します。自分で考えるわけではなく、AI姿勢分析などで全員「ゆがみ」にこじつけて不安をあおり、通院を促します。こういった大手整骨院ではこなすことに疑問を持てないベテラン(ただ年数が長いだけでスキルが低い人)が多く在籍しています。
整骨院に10年勤務しようと整形外科の1年分にも相当しない。
病院では
- 病院ではリハビリスタッフもレントゲンやMRIが読めてあたり前
- 場合によってはエコー検査も担当する
- 医師の意見が直接聞ける
- 勉強会は必ず医師が指導
- 間違った認識を正す機会が沢山ある(レポート提出、リハビリ計画書提出など)
整骨院の勉強会
- 売上を上げる方法(マニュアルの徹底)
- 矯正の練習(エビデンスはない)
- 勘違いした院長や中堅の自慢話
もしも、病院で医師に「ゆがみが原因です」なんて言おうものなら「養成学校からやりなおしてこい‼」と言われるでしょう。それくらい「ゆがみ」をベースにしている整骨院は危険なのだと認識しておきましょう。
大手整骨院の実態
整体はどこまで体に影響を及ぼせる?
整体は基本的に表面の筋肉までしか影響を及ぼすことができません。例えば、奥の深層筋が悪いからと言って圧(力)を強くかけてしまうと、筋挫傷というケガを引き起こしてしまいます。これは一般に「もみ返し」として認知されている現象です。
- アプローチが可能なのは表面の筋肉まで。
- 深いところには改善を促すほどの効果を及ぼすことは難しい。
- 無理に力を入れると筋肉を損傷してしまう。
その理由として、施術をする97%が人の体のことをきちんと学んでいない素人だから。
なぜ、慢性症状には“鍼灸”が有効?
整体では届かない深い場所にアプローチをかけることが可能です。整体と違う点は良い組織を傷つけることが少ない点と近年、医学的にエビデンスが解明されつつある点です。
鍼灸のメカニズム
- 鍼で悪い組織をいったん壊す。
- 壊した組織を再生しようと血液が集まる。
- 本来あるべき形に再生しようとする。
- 一回では戻らないのでもう一度壊す。
- 血液が集まる。
- 本来あるべき形に再生しようとする。
- 以下略
実際に筋膜の癒着が取れる様子をエコー画像で確認してみましょう‼
鍼灸ならどこで受けても一緒?
大手の整骨院の“鍼灸”は【安い】代わりに【レベルが低い】
これは結果として、あなたの膨大な時間を無駄にしてしまいます。
堺市の吉岡鍼灸整骨院ではエコー画像を見ながら鍼灸施術
エコーを見ながらの鍼灸治療はペインクリニックとアプローチ方法が一緒です。
吉岡鍼灸整骨院ではエコーを見ながら筋膜の異常にアプローチしますので、皆様に医療レベルの鍼灸をお約束しています。少なくとも南大阪のどの整骨院よりもレベルの高い鍼灸治療をご提供いたします。
駅前の大手
- 普段あまり鍼灸をしない人が鍼灸をする。
- 5本程度しか材料を使わない、マッサージのついで程度の「ついで鍼」
- 慢性症状に対する圧倒的な経験不足。
- 鍼灸施術時間は10分程度(電気を当てる時間は含まない)
- 置鍼(打っておいておくだけ)の方法しかできないところが多い。
- 首の真横や肩のてっぺんなど、気胸を起こさないための打ち方などの専門的な知識を有していない。
※基本的に駅前の整骨院を利用する人は元気な人が多い。だから病院に訪れるような重症患者に触れる機会はほとんどない。
10年以上整形外科に勤務し、年間の鍼灸実績が1,600件以上ある1鍼灸師から見ると、大手の鍼灸の水準は鍼灸学生と変わらない‼
大阪以外にお住いの方へ
鍼灸院を選ぶときの注意点をまとめます。ここを気を付けると外れを引く可能性は大きく減らせます。
鍼灸院を選ぶ際の注意点
来院前の注意点‼
- 超音波エコーで筋膜の状態を見れるところ。(できれば)
- HPに自分の症状と一致するページがあり詳しく記載がある。
- 整形外科など医療機関に勤めた経歴がある。
- 根本的に良くなりたい場合は大手は絶対に避ける。
- 医師の推薦状や雑誌への紹介があるところは避ける。(お金で買えるため)
- 病院のことを悪く言っているところはダメ。
- 口コミが100件以上あるところは注意が必要
※病院には病院の役割があります。整体院は問題外ですが、整骨院の先生に症状名を付ける「診断権」はありません。整骨院の先生の言う「大丈夫やで。」を安易に信用しないように気をつけましょう‼
例えば、腰痛専門院など○○専門をうたうのは、マーケティングの手法で「専門家」っぽく見せているだけです。実際に腰痛専門院でリチャード氏病(腰痛を引き起こす疾患)について記載があるところは何件ありますか?これはレントゲンを見ないと判断が不可能な疾患です。鈍痛やしびれの原因にもなりますが、病院勤務の経験がない柔道整復師や鍼灸師はこの疾患名を知りません。結局ゆがみにこじつけられて、的外れな施術をされ悪化してしまうのがオチでしょう。
口コミを見る際の注意点
- 100件以上口コミがある
- 1年間に100件近く集めている
- 毎月の口コミが5件以上
この3つを同時に満たしているところは、割引と引き換えに患者さんに口コミを書かせています。
書かされた口コミは整骨院側から確認されるため、悪い口コミにはなりませんし、なにより内容が薄っぺらくなります。
『駅から近くて通いやすい』
『先生が話をよく聞いてくれる』
『ゆがみが戻ってきている気がする』
『説明が分かりやすくて通いやすい』など
こういった文言はほぼ間違いなく書かされている口コミとなります。
最近ではこういった情報を発信する人も多く、大手の口コミ対策として、『100文字以上でこんな風に書いてください』みたいな書き方のテンプレートを渡して大体その通りに書いてもらおうとしているようです。
そうは言っても行ってみないと分からないこともある
来院後の注意点‼
- エコーで筋膜の異常を見てくれる。(できれば)
- 初回時に良くなるまでの目安の説明がある。(必須)
- 理学検査に腱反射が含まれている。(必須)
- 症状の説明が「ゆがみ」以外であること。(必須)
- とにかく通わせようとする。(通院が必要な理由を科学的に説明できない。)
- カウンセリングと写真撮影(姿勢分析)で施術を始めるところは素人同然。
- 施術後「ちょっと楽になったでしょ?」と直後に大きな変化を求めるのは人の体のことを分かっていない。
- 聞いてもいないのに回数券を勧めてくる。
ここに挙げたのはほんの一例ですが、人の体を改善させる施術ができないところはこういった共通点があります。
整体と鍼灸の比較まとめ
整体
- 97%が素人。
- エビデンスが証明されていない。
- 毎年数百件以上の事故が報告されている。
- 医学的知識は大手整骨院にすら劣る。
鍼灸
など、西洋医学的にもエビデンスが証明されつつある。
さらにペインクリニックの領域では…
筋膜の異常や持続的に縮まった筋肉に対しての有効なアプローチ手段として用いられる。但し、一般の整骨院に勤めているような鍼灸師ではこういった知識や技量を持っていることはまれでしょう。
流行りや有名かどうかに流されるのは情弱のバカだけ
健康意識が低いと、知名度やSNSでのバズりだけを基準に選ぶ
なぜなら、そういった人たちはとりあえず流行っているから飛びつく、芸能人が通っている(案件のことが多い)から飛びつく、といった選び方をします。その施術によって悪化してしまうかどうかなんて考えません。自分の体のことを真剣に考えることができない人は当然、「こんなにたくさんの人が通っているから大丈夫だ」と後から自分の行動を正当化します(一貫性の法則)。
総務省や厚生労働省、消費者庁のHPを見れば事故の報告はわんさかあります。
ちょっと調べれば簡単に分かることです。ましてや国のHPなので嘘は書けません。
健康意識の低い人が情弱のバカ、というのは決して大げさな表現ではありません。
整体と鍼灸の違いまとめ
整体
- 整体院は素人
- 悪化の未来一択
- 深層の筋肉に影響を与えるのは難しい
- 国家資格者の整体もエビデンスレベルは低い。
鍼灸
- 大手整骨院の鍼灸は鍼灸学生と同じレベル。
- 初回時に良くなるまでの説明がないところは選んではいけない。
- 深層の筋肉に影響を与えることができる。
- 西洋医学的にエビデンスが証明されつつある。
- ペインクリニックでは積極的に鍼灸が採用されている。