線維筋痛症

線維筋痛症は周りから理解されない‼

線維筋痛症(せんいきんつうしょう)とは

慢性の全身性痛みを特徴とする病気です。この疾患は、筋肉や軟部組織の痛みに加えて、疲労感、睡眠障害、集中力の低下なども引き起こします。

 

見かけ上、元気に見えるので辛さを理解してもらえない

痛みがあるのは本当につらいです…。そして、それを理解してもらえないのはもっとつらい…。実はこの疾患、医師ですら知らない人がいるくらいマイナーなものなのです。

 

線維筋痛症の主な症状

• 筋肉痛や関節痛。
• 疲労感：軽い活動でも疲れにくく、疲労感が長く続く。
• 睡眠障害:眠りが浅く、熟睡できないことがあり、朝起きたときに疲れを感じることがあります。
• 頭痛：頭痛や偏頭痛が線維筋痛症の症状として現れることがあります。
• 集中力の低下: 脳の焦点や集中力が問題になることがあります。

 

この疾患を知っている医療従事者はまだまだ少ない‼

医師でもここに注意を払える先生はあまり多くありません。ましてや、整骨院業界ではほぼ知られていません。

 

線維筋痛症が体に及ぼす影響

 

医療機関ではどうやって判断する？

アメリカリウマチ学会が提案した線維筋痛症の診断基準（2010年）に基づいて、患者の症状が評価されます。主に以下の基準が適用されます。

• 全身の痛み:過去1ヶ月身体四肢の上下半身を超え、継続的に痛みや不快感を感じている。
• 特定部位の圧痛: 体の18箇所のツボ（圧痛点）のうち、少なくとも11箇所で圧痛が認められる。
• 症状の継続: 症状が最長3か月以上続いています。

これらの基準に合致する場合、線維筋痛症の診断が検討されます。 なお、他の病気との鑑別診断が重要であり、患者の詳細な医療歴や身体検査が行われます。

 

レントゲンなどの画像検査に異常は認められない

しかし、除外しなければならない疾患も多いため原則、医療機関で病名を付けてもらう必要があります。

整形外科ではこの疾患を知らないドクターも多いので、不安な方はペインクリニック(麻酔科)への受診をお勧めします。

 

整骨院や鍼灸院で診断はできない。

原因を明らかにするために、必ず1度は医療機関を受診してください。

何科に行ったらいい？

線維筋痛症はペインクリニック(麻酔科)の領域

整形外科や内科でもいいですが、線維筋痛症という疾患はこのどちらの分野からも専門外となります。

レントゲンやＭＲＩで異常がない場合、まずはペインクリニックへ。

 

 

吉岡鍼灸整骨院でも医療機関と同じ以下の圧痛点を確認します。

 

近年、症状の軽減に鍼灸が注目＆活躍

鍼灸以外の痛みを改善させるための選択肢

1. 薬物療法： 痛みや炎症の軽減を目指して、非ステロイド性炎症抗薬（NSAIDs）や鎮痛剤が使用されることがあります。また、抗うつ薬や抗てんかん薬も線維筋痛症の症状の軽減に用いられることがあります。

2. 運動療法: 正しい運動プログラムが線維筋痛症の症状の改善に役立つことがあります。 軽い有酸素運動やストレッチングなど筋肉の緊張を少し、痛みの軽減に最適とされています。

3. 心理的アプローチ： 認知行動療法やリラクセーション法などの心理的アプローチが、痛みやストレスの軽減に悩むことがあります。心身のバランスを整えることで、症状の緩和が期待されます。

4. 教育とセルフケア: 患者自身の病状を理解し、正しいセルフケアを行うことが重要です。生活スタイルの調整やストレス管理、正しい睡眠習慣の確立など、症状の軽減に考えます。

5. 継続的なフォローアップ: 線維筋痛症の治療は長期的なものであり、患者と医師の連携が重要です。治療法正しい調整や新しいアプローチの導入、症状の変化のモニタリング等行われます。

線維筋痛症は個々の症状や体質によって異なるため、一つの治療法が全ての患者に効果があるわけではありません。生活の質の向上が期待されます。最適な治療法を見つけるためには、専門医とコミュニケーションや症状のモニタリングが待てません。

 

線維筋痛症になぜ鍼灸は効く？

鍼灸が効くとされるメカニズムは、西洋医学の界隈でもいくつかの理論的な説明がされています。

 

鍼灸が体に及ぼす影響のエビデンス

1. 神経系への影響: 鍼灸は特定の経絡（ツボ）に鍼を刺すことによって、神経系に刺激を与えます。この刺激は、中枢神経系に伝えられ、痛みや不快な感覚を抑えてくれる内因性オピオイドやセロトニンなどが放出されることがあります。これによって痛みの感じ方が変わり、痛みの軽減が期待されます。

2. 炎症の軽減: 鍼灸は炎症反応を軽減する働きがあるとされています。刺激を受けた部位には、免疫系の反応が促進され、抗炎症作用が働くことが考えられています。によって関節炎や筋肉痛などの炎症症状が軽減される可能性があります。

3. 血流の改善： 鍼灸は血流を改善する効果があるとされています。特定のツボに鍼を刺すことで、局所の血流が増加し、酸素や栄養の供給が向上します。これによって組織の修復や痛みの緩和が促進されることがあります。

4. 緊張の緩和: 鍼灸は筋肉の緊張を緩和する効果があるとされています。緊張した筋肉は痛みや不快感が起こりますが、鍼灸によって筋肉が緩むことで軽減される可能性があります性があります。

5. 神経伝達の調整: 鍼灸は神経伝達のバランスを調整する作用があるとされています。神経系の異常な興奮や抑制が調整されることで、痛みの感じ方や不快感が改善される可能性はあります。

 

痛みの緩和は充分に期待できる

鍼灸は痛みや不快感の軽減、体のバランスの調整、免疫系の活性化などを促進し、健康な状態への向かい側をサポートするとされています。個人によって異なるため、専門家との相談や適切な計画の方が重要です。

 

線維筋痛症で整体を選ぶと悪化‼

資格的に線維筋痛症に対応できるのは医師か鍼灸師のみ。

集患のためのHPにだまされてはいけない‼

もし、医師と鍼灸師以外で線維筋痛症に対応できると書いてあるHPを見つけたら弊所のHPと比較してください。どこまで詳しく書いてありましたか？内容がない、もしくは内容が薄いところは人を集めるためのHPの作り方をしているだけであって、線維筋痛症について詳しいわけではありません。

 

HPはここをチェック‼

• 疾患について詳しく記載がある。
• その施術所で行っているエビデンス(なぜ効果が期待できるのか)の説明がある。
• 医師の推薦や雑誌の紹介を前面に出しているところには注意‼

 

整体や整骨院はこの疾患について素人と思うべし‼

線維筋痛症についてなるべく専門用語を使わず記載しました。私の説明の中に、一言でも【ゆがみ】という言葉が出てきましたか？ただでさえ難しい疾患ですが、姿勢専門院や大手の整骨院など、こういったところに通うと改善はさらに困難となるでしょう。

どこに通うのもあなたの自由です。しかし、痛みがずっと続いて困るのは、私ではなく、あなたです。

 

鍼灸でどこまで改善が期待できる？

どの選択肢を選んでも１００％はあり得ない‼

例えば、現在のつらさを１０としてそれらを軽減させることは可能ですが、今ある症状が完全になくなることは難しいとお考え下さい。

痛みは少しでも少ない方がいい‼

１０痛いままこの先ずっと過ごすより、感じる不快感はたとえ半分でも少ないに越したことはない‼

 

鍼灸治療の期間と頻度

数か月での改善不可。弊所では、週１回のペースで計画をたてていきます。

自律神経の乱れも合わせて引き起こされる

自律神経の症状だけでも１年から１年半程度かかります。一概には言えませんが、症状が安定するまで１年～３年と長期で取り組んでいく必要があります。

 

どの選択肢をとっても、費用と時間がかかる。

厳しい事をお伝えします。

• 忙しいから通院できない。
• 高いから通院できない。
• 遠いから通院できない。

こういった甘えがある方は、お互い時間の無駄になりますのでお断りいたします。

 

整骨院、鍼灸院の選択は慎重に‼

• 安さ
• 近さ
• 初回割引の有無

こういった選び方で選ぶと、線維筋痛症に理解のある施術所と巡り合うことはまずありません。

どこまで専門性があるか？

• 線維筋痛症のことをどこまで知っている？
• 自分の施術のエビデンスは説明できている？

これらの事に注意して探すとまず、大手と整体院は除外されるはずです。自分の体を守るためにしっかりとした情報リテラシーを持ちましょう‼

 

なぜ、何度も整骨院や鍼灸院の選び方を伝えるのか？

【国家資格を持っているから大丈夫だろう、それなら安いところがいい】という考えが非常に危険‼【ヤブ医者】という言葉があるように、【ヤブ柔道整復師(鍼灸師)】はその辺に本当にたくさんいます。

 

できない疾患をできると言っていいる…

その整骨院の先生は線維筋痛症と伝えて、どんな反応をしましたか？

• どういう疾患で
• どんな悩みを持つ人が多くて
• 医療機関ではこうで
• 症状を和らげるために、こういった方法があって
• 自宅ケアはこんなのがあって

と、これくらいはすらすら出てこないとお話になりません。ましてやこれを【ゆがみ】だ【自律神経】だと言っている人は資格を取ってから何も学んでこなかった人たちです。

そういったところに通い続けると、【エビデンスの証明されていない施術】を買わされ続け、10年以上の貴重な時間が奪われます。

 

どこで鍼灸を受けるのもあなたの自由です。

現状を少しでも変えたいなら、線維筋痛症の鍼灸治療実績のある吉岡鍼灸整骨院をご選択ください。

 

吉岡は全力で取り組みます。

線維筋痛症は患者さんとの二人三脚が必須‼

• 丸投げする
• 通えない言い訳をする
• ここでの鍼灸治療と他の鍼灸が一緒ではないのか？と疑っている

このような傾向がある方は改善率が下がってしまいます。

 

線維筋痛症と向き合うには、【あなたの覚悟】も必要です。

線維筋痛症の管理には、自己ケアとライフスタイルの見直しが重要です。

自己ケアとライフスタイルの影響

• 適切な休息:良質な睡眠や適度な休息を確保する症状が緩和につながることがあります。
• 食事管理：バランスの取れた食事や栄養補給が全身の健康に影響を与えます。
• ストレス管理: ストレスが症状を悪化させる場合があるため、ストレスを軽減する方法を見つけることが重要です。
• 軽い運動：軽い運動やストレッチを取り入れることで、筋肉や関節の痛みを軽減することができます。

詳細は鍼灸治療の際にお伝えいたします。

線維筋痛症まとめ

線維筋痛症は、その激しい痛みと日常生活への影響から、多くの方にとっての課題です。しかし、痛みとの見方には希望があります。を丁寧に解説し、治療の選択肢を探しました。

 

線維筋痛症、日常生活への影響

専門家への理解不足

一般的な医療従事者や人々が線維筋痛症について十分な理解がない場合がほとんどで、適切なサポートを受けることが難しいこともあります。

コミュニケーションや適切な情報収集が必要となるが、整体院や整骨院などにはほぼこれに対応できる施術者は存在しない。

これらの悩みが線維筋痛症の人々にとって日常的な課題となることがございます。また、線維筋痛症のコミュニティやサポートグループに参加することで、同じ状況を共有し、情報交換や励ましを受けることもできます。

無力感と自己評価の低下

線維筋痛症の症状が続くことで、日常活動に制限が出たり、痛みによって思うように動けない状況が起こりうることが考えられます。それにより、自己評価の低下を感じることがあります。

将来への不安

症状が慢性的に続いていることで、将来の展望に不安を感じることがあります。仕事、家族、生活スタイルの維持が正義となることから、将来への希望が減少することもあります。

社会的活動への参加

ストレスや疲労感のために、友人や家族との社会的な活動に参加できないことがあります。これによって孤立感を感じることや、社会的なつながりが減少する悩みとなることがあります。

健康情報との向きあい方

線維筋痛症に関する情報はインターネットや書籍などで入手できますが、正確な情報と誤った情報が蔓延していることがあります。線維筋痛症は多角的に考える必要があり、【これが原因】という明確な答えは存在しておらず、一人ひとり個別に考えなければならない。

例、【原因はゆがみ】【原因は自律神経】など整骨院、整体院を信じてはいけない。(医学的根拠が欠如している)

周囲とのコミュニケーション

症状が見た目にわからないため、周囲の人々の状態を説明することが難しいことがあります。理解されないことや、無理解な反応に頭を悩ませることもあります。

真剣に向き合うなら吉岡がお手伝いできます‼

これらの悩みが線維筋痛症の人々にとって重要なテーマとなります。実際に、対処や生活の質の向上は可能です。

このページでご紹介したように、鍼灸は線維筋痛症の症状の緩和で注目が集まっている方法の一つです。私自身が鍼灸師として経験を積み、線維筋痛症の方々に対する鍼灸治療の実績もございます。

痛みと日々の戦いは容易ではありませんが、鍼灸を含む多様なアプローチ、症状の緩和と不安のない日常への一歩を踏み出すことが可能です。【良くなりたい‼】というあなたの覚悟が、線維筋痛症の症状を和らげる大きな一歩となるでしょう。

私は、あなたが元気になり、笑顔で日々を過ごせる日々を迎えることができるよう心から願っています。一緒に頑張っていきましょう‼

線維筋痛症や鍼灸に関するご質問やご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。