足底腱膜炎
足底腱膜炎は主に足底腱膜の踵の骨の付着部で歩行時痛を認める疾患で、踵骨棘(踵の骨の変形)を伴う症例もあります。
判断は一般に身体所見により行われます。写真のような形で親指を伸ばすと踵周囲に痛みが誘発されます。
windlassテスト
超音波エコー画像観察の有用性
踵の骨はこのように映ります。レントゲンをかけなくても踵骨棘(踵の骨の変形)がある場合は分かります。炎症反応も超音波エコーで観察可能です。
アプローチ方法
足底腱膜炎はほとんどが保存療法で治癒すると言われています。保存療法を行っても改善せず、たびたび再発する場合は手術を考慮します。
当院では、超音波エコーの観察下のもとストレッチング、テーピング、アーチサポートなどで保存療法を行っていきます。一度起きてしまった変形は元には戻りませんので、いかに予防していける体を作るかが大切です。
足底筋(腱)膜炎が良くなるまでの期間
ほとんどの場合は2カ月程度で痛みが引き、日常生活に戻れます。
但し、こちらの指導に従わず、無理をした場合などは半年、1年とかかる場合がございます。
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