アキレス腱周囲炎 滑液包炎

アキレス腱は体重の8倍の張力がかかる腱です

アキレス腱周囲炎は使い過ぎや、スポーツ後に生じるアキレス腱周囲(腱傍組織)に腫脹や疼痛を訴える急性炎症疾患です。

 

アキレス腱炎はアキレス腱自体には炎症がなく、腱傍組織にのみに炎症があるものをいいます。しかし、進行するとアキレス腱にも炎症性変化がみられるようになります。また、アキレス腱と踵の骨の間には滑液包(関節の動きを滑らかにする潤滑油をつくる組織)があり、この部分が靴のカウンターヒールなどで繰り返し圧迫されることによってこの滑液包で炎症を起こします。

また、骨の形で盛り上がった場所と皮膚の間に後天的に滑液包が形成されることがあります。(アキレス腱皮下包炎)

 

アキレス腱炎はこれらのアキレス腱自体の変性である“慢性アキレス腱炎”、“アキレス腱皮下包炎”とは区別しなければなりません。

アキレス腱炎の特徴

 アキレス腱周囲炎では、腱付着部から2~6センチの部位で腱全幅にわたっての圧痛、腫脹が特徴です。痛みはしばしば運動後や、起床時に増強します。踵骨後部滑液包炎では初期にはアキレス腱の内側付着部に痛みが出てきます。靴と密接な関係があり普段使っている靴を変えたりするとそれがきっかけになる場合もあります。

 

保存療法

アキレス腱周囲炎では炎症の強い時期は局所の安静とテーピングなどでかかる負荷を軽くしていきます。痛みが軽くなってくればストレッチングなどのリハビリを入念に行っていきます。原因によりますが、アーチサポートも有効です。アーチは縦の土踏まずだけではなく横アーチも存在します。レントゲンやMRI上異常がなくても回内足、回外足、関節の遊びの低下など様々な原因で起こってきます。不適合な靴の使用や下肢のアライメント異常が関与してきますので患者様の原因となっている要素を一つずつ取り除いていきます。

 

弊所ではアキレス腱の痛みに対し超音波エコーを用い検査します。

これにより、アキレス腱断裂の見落としが格段に減ります。

超音波エコーでは炎症の範囲、程度、筋肉、腱の状態が分かりますので的確に手当てを行えます。

治癒過程もわかるので患者様も安心して通えます。

 

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