2023/02/23
口コミがいいから行ったけど、なんか違う…
皆さん、整骨院に関わらず、美容室やカフェに行くときも口コミを参考にしませんか?
例えば、【堺市 整骨院】と検索すると、200件以上口コミを集めているところもあります。
この事実を知っておいたほうがいい!!
お店の経営をしている人はわかると思いますが、口コミを集めるのは、本当に大変!!
整骨院業界で言うと、月に4,5件集まればめちゃくちゃいい、ということになるのですが、
- 年配の人に頼めば「やり方がよくわからない」といわれ…
- 若い方に頼めば「面倒くさがって」やってくれません。
整骨院の口コミ、100件以上あるところは注意が必要!!
口コミを集めるのがとても大変、という話をしました。昨今では、MEOと言って【堺市 整骨院】と検索がかけられたときに地図上に【いかに自分の店舗を上位表示させるか】という対策が取られます。
その一つが【口コミの数】なのです。
口コミの内容はさておき、口コミの数が多いほうがHPを見てもらえる。
例えば、【堺市 腰痛 整骨院】と検索をかけたとします。
- A整骨院 Googleの口コミ200件
- B整骨院 Googleの口コミ9件
- C整骨院 Googleの口コミ20件
あなたなら、まず200件の口コミのところから調べないですか?
このように、患者さんの選択肢に入れてもらえるかどうかというところで口コミの数はかなり大きな影響を与えます。
なぜ、100件以上口コミがある整骨院は注意が必要なのか?
100件という口コミが、何年もかけて集まっているのであれば問題ありません。しかし、先述したように、患者さんに選んでもらえるかどうかに大きな影響を与えるため、整骨院側は、なんとしてもたくさん集めようとします。
そこで使われるのが、【口コミを書いたら割引】という方法
僕は、この方法を否定するわけではありません。口コミを集める戦略として考えるならむしろアリだと考えています。
しかし、口コミを見る方【お店などを選ぶ側】は割引と引き換えに口コミを集めることの弊害を知っておかなければ、タイトルに有るように【口コミがいいから行ったけど、全然違うやん!!】というケースに必ず遭遇します。
口コミと引き換えに割引をする整骨院では、投稿した口コミを確認する
割引というものをする以上、受ける側の不正がないようにするのは当然なのですが…書く方は確認される前提なので、本心をかくことはありません。
なぜなら、書く方も【割引をしてもらう】と言う打算で口コミを書きますから、差し障りのない内容になります。
とある整骨院の口コミから引用させていただきました。
Aさんの口コミ→『仕事で遅くなってしまった時も優しく対応して頂きました。』(全文)
これらの口コミを見て違和感を覚えませんか?
問題点1
あなたが口コミを書くときはどんなときですか?
- めちゃくちゃ腹がたった
- めっちゃ感動した
このどちらかではないでしょうか?
内容が薄い=書かされた口コミ。
特に施術に感動しているわけではありません。
めちゃくちゃ腹がたったか、めちゃくちゃ感動したら、数行の口コミで終わるわけがないですし、1行なんてありえません。
もしかしたら途中で『ここ全然あかんやん!!』となってやめているかもしれませんし、何も言わずに既に他の整骨院に変わっているかも知れません。
心から感謝されている場合は、必ず長文の口コミが起こる
信憑性のある口コミとは、、、
- いつからこんな症状で悩んでいて、
- こんなことができなくて、
- こんな治療をしたけど解決しなくて、
- ここに通い始めて原因が〇〇だと分かって、
- 〇〇ヶ月かよったらこれぐらい良くなって、
- こんなことができるようになりました。
およそこのような流れになります。ここに具体例を入れていくだけでも簡単に10行くらいはいきますよね。
次に注意するのは、口コミが集まるスピードが異様に早い所
簡単に例を出しましょう。堺市西区JR鳳駅のすぐ近くにあるとあるスポーツクラブ。
とっても大きいですよね?当然人の往来も一日あたりの整骨院と比べると数倍もあります。スポーツクラブも業種は違えど、人の悩みを解決する仕事、という意味においては本質は一緒です。
このスポーツクラブが約1年間で集めた口コミの数がだいたい20件程度。いいですか?1年間です。
昨年くらいかからMEO対策に乗り出した駅前の整骨院などは一年たらずで100件に近い口コミを集めています。
『そんな狭いスペースに一体、一日何百人患者さんがきてるんですか…』という話になるわけです。
ちなみに、僕のところは割引無しで76件獲得するまでに5年以上かかりました…
こまめにお願いしても、普通はこれくらい時間がかかるものなのです。
まだまだ、世間の情報リテラシーは低い!!
口コミが多い=割引をしている=忖度のある口コミになる=利用者が本当に感動しているわけではないので実際に行ったときに齟齬が生じる、ということ。
つまり、口コミを見て、良さそうとはんだんして腰の痛みや、首の痛みや、腕のしびれが良くなると思って通院したのに、全く良くならない、といった現状に陥るわけです。
口コミを見るときに気をつけるべき点5選
- 1ヶ月の口コミが5〜10件ある場、は書いた人が割引を受けるための打算の口コミである可能性が高い。
- 文章が数行で終わっていないか?数行であれば打算の口コミ断定と考えて間違いない。
- 悪い口コミには返信していない。→そのオーナーの本質を表しています。
- 口コミが100件以上あるところは、何年かけてその数になったのかを確認する。
- 口コミを見るときは、症状の経過の記載と通院した結果がどうなったのかが分かるものだけを吟味する。
情報を正しく受け取らないと…
本当に無駄な時間と無駄なお金を使うことになります。